【PCPSについて】第1回 概念編

こんにちは!えんぴつです。

今回は今現在わたしが勉強しはじめているPCPSの学びを記載できたらと思いいたり、この記事をかきはじめました。

とはいえ、PCPSを理解しようとするとわからないこともたくさんでてきますので、確認しながら少しずつ更新していきます。

補助循環って、大変なイメージがつよいですよね。そして複雑ですよね、よくわからない。

勉強しはじめたけっこう初めの段階から私もそう思いました。どうなってるの、補助循環こわい、本当に理解できるんだろうかと思いました。

ちょっとでも理解をふかめるために、まずは「PCPSってなんなの?」という概念のところから考えていきます。


PCPSとは?

 

まずPCPSとは…

Percutaneous⇒経皮的な(皮膚の上から血管を穿刺して挿入する)

Cardio⇒心臓

Pulmonary⇒肺

Support system⇒補助装置

言葉の意味からとっていくと上記になります。つまるところ

「皮膚の上から血管を穿刺することによって挿入する、心臓と肺を補助してくる装置」ということです。

なんとなく英語だけよりイメージができるようになった気がしますねw

ここで「心臓」と「肺」のそれぞれの役割についてはざっくりと説明すると

・心臓⇒全身に血液をおくるポンプの役割

・肺⇒呼吸をする…全身をめぐってきた血液の二酸化炭素を取り除き、酸素を含ませる役割

をしているというかんじですね。

 

ということで、PCPSといわれたら

『血管を穿刺して挿入する、血液の二酸化炭素を取り除き酸素を含ませて、全身に送る補助をする装置』

と思えるようにしましょう。

ちょっと理解がしやすくなってきましたね。


どんな特徴がある?

 

PCPSは言葉にもあるように皮膚の上から血管を穿刺して挿入することができます。

この「穿刺して挿入する」といのはPCPSの特徴といえます。

大きな手術のように開胸をしたり、大きく皮膚を切開したり、ということはしなくても使うことができるということなのです。

すごくないですか?はじめ穿刺でできると聞いたときはすごくおどろきました。

え、なにこれ血液ぐるぐるしとる、ぜったい入れるの大変や、大手術やん、と思ってました。

皮膚の上から穿刺して挿入できるということは、大きな手術もしないですむし、

かなり素早く肺と心臓の補助をはじめられる

ということにつながりますよね。


どんなときに使用されるの?

 

PCPSみたことない。使ってる人もいるかもしれないけど、どんな人に使うの?

と思っていた方。私もそうでした。

病棟じゃ使われている方はいませんよね。ICUに行ったときにみかけるか、みかけないかくらいw

私もほとんどみたことありませんでしたが、最近はテレビでも映像を見る機会がふえていますし

せっかくなので覚えていても損はないかなと思います。

PCPS「心臓」と「肺」の補助になるため

①心臓がわるくなったとき

②肺がわるくなったとき

③心臓も肺も両方わるくなったとき

に使用します。そのままですね。

 

まず①心臓がわるくなったときですが

ようするに心臓がしっかりはたらかなくなって、十分な血液を全身に送ることができなくなったとき、ということです。

たとえば、心筋梗塞(AMI)や致死性不整脈(VT、VF)、心筋炎、重症心不全などがあげられます。

 

次に②肺がわるくなったときですが

ようするに肺がしっかりはたらかなくなって酸素をとりこんで二酸化炭素をはきだすことができなくなったとき、ということです。

たとえば重症の気管支喘息、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、重症肺炎などがあげられます。

 

最後に③心臓も肺も両方わるくなったときですが

ようするに心臓も肺も十分に機能しなくなってしまったとき、ということです。

これはいわゆる心肺停止(CPA)の状態と思ってくれていいと思います。


 

PCPS第1回はここまで!

次回は今回ふれられなかったことの補足をしていきます。

おつかれさまでした!

 

 

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